よくある質問
サポートに関して

Q:継続 サポーティングと会員の違いは何ですか?
A:サポーティングは、ギビング・ハンズが手がけている毎月の継続的な活動 を「サポート」していただく支援です。 直接子どもたちのために何かしたいという方々に、 気軽にご支援いただく活動としておすすめしております。 一方、会員は、月会費を納入していただくことで、 総会等を通じて当団体とより近い立場で継続的にギビング・ハンズの 全体的な運営に関わっていただく特別会員の方と、 運営には直接携わらないが当団体の支援者となっていただきます。 ですから、サポーティングとして参加された方で、 もっと深く関わってみたいと思われた方、 もしくはギビング・ハンズそのものの活動を応援したい方は 会員としてもご協力いただければ幸いです。

Q:会員にならないとサポーティングできませんか?
A:いいえ、サポーティングのみの参加は可能です。 会員のみでも両方でも、どの活動も自由にご参加いただけます。

Q:チャイルド・サポーティングは、 こちらからも定期的に子どもに手紙を書くのでしょうか?
A:手紙や写真のやりとりはご自由です。義務ではありませんので、 現地の子どもに皆さんのことを知らせたいと思われる方や、 子どもを励ましたいと思われる場合などに自然な形でお送りいただけます。 日本語で事務局までお送りいただければ、 現地の言葉に翻訳してお渡し致します。

Q:チャイルド・サポーティングとマンスリー・サポーティングの違いは?
A:マンスリー・サポーティングは、開発地区に暮らす人々の中でも、 ストリート・チルドレン、女性の権利保守、老人保護などテーマを絞った プロジェクトをギビング・ハンズが現地NGOとともに実施している支援活動です。 特定の子どもとの交流を通して地域開発をご支援いただく チャイルド・サポーティングとは違い、 テーマに取り組むプロジェクトをご支援いただきます。

Q:もし途中で支援を中止した場合、担当している子どもはどうなるのでしょうか?
A:皆さんからお預かりします寄付金は、 現地の子どもに個別に渡されるわけではありません。 平等性を維持するために施設や地域全体で管理されますので、 途中で支援が停止された子どもには、 別のサポーターを紹介して支援は継続されます。

手続きに関して

Q:領収書はもらえるのですか?
A:郵便口座または銀行口座引き落としの場合、 経費節約のため通帳記入をもって代えさせて頂いています。 但し領収書が必要な方はその旨をお申し出下されば発行いたします。

Q:引き落とし日はいつになりますか?
A:その月の20日までに口座振替の用紙が事務局まで届きましたら、 翌月27日(休日の場合は翌日)の引き落としとなります。 それ以降は翌々月となります。

Q:金額の変更、引き落としの停止をしたい時は?
A:お引き落とし日の1ヶ月前までに、 その旨を事務局までご連絡ください。 翌月のお引き落としから変更・停止となります。

Q:残高不足で口座から引き落としができませんでしたがどうしたらいいのでしょうか?
A:次の引き落としの際に、前回引き落しできなかった分と まとめて引き落とさせていただきます。 なお、ご指定の口座から続けて3回引き落としができなかった場合は、 ご継続いただけないものとして、ご支援中止の手続きをし、 書面にてご報告いたします。ご支援の再開は随時受け付けています。

Q:寄付金は税金控除の対象となりますか?
A:対象となるためには、ギビング・ハンズが 「認定NPO法人(*1)」認定を国税庁から受ける必要があります。 その要件を満たすべく今後の課題としておりますが、 現在のところ寄付金は控除の対象とはなりません。



(*1) 内閣府又は各都道府県においてNPO法人の認証(法人格の取得)をされた法人のうち、その運営組織及び事業活動が適正であること並びに公益に資することについて一定の要件を満たすものとして、国税庁長官の認定を受けた法人のこと

2014-06-02 16:18:35
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
世界の現実
みんなで考えよう!世界を見る目が変わる12の真実

1.日本の女性の平均寿命は85歳、ボツワナ人の平均寿命は34歳
● ローマ人は20歳過ぎたら老人?
2000年前のローマ時代の人たちは、どれくらいの寿命だったと思う?たった22歳だった。 それから1500年後の中世のイギリスでも33歳。その時代に生まれていたら、 君たちはあと10年か20年しか生きていられなかった。短すぎるよね。
昔は飢饉や伝染病が人々の命を奪った。 ペストという伝染病でヨーロッパの人口の4分の1が死んでしまったこともある。
でも上下水道が整備され、衛生状態がよくなると、病気で死ぬ人も少なくなった。 18世紀の産業革命で人びとが豊かになると飢える人も減った。 その結果、この200年間で人類の寿命はなんと2倍にのびたんだ。
●世界でいちばん寿命が長いのは日本人女性
日本人平均寿命は85.5歳だ。毎年3カ月寿命がのびているというから、 60年後には平均寿命が100歳になるかもしれない。
一方でアフリカでは寿命がどんどん短くなっている。 たとえばボツワナとういう国の赤ちゃんは34歳までしか生きられない。 日本人の寿命のなんと半分以下だ。2010年には27歳になると予測されている。 どうしてこんなにちがうのだろう。
●エイズと貧困が寿命を縮める
かれらの寿命が短い理由は、エイズと貧困、不衛生な環境にある。 アフリカではエイズにかかる人が増えつづけ、 今後死者は数百万人になるといわれている。
エイズの治療をするにはとてもお金がかかる。1人あたりの治療費は1年間に300万円。 だからそのお金を教育や病気の予防に回そうという人たちもいる。 要するにもう死んでしまう人たちにではなく、 まだ健康な人たちにお金を使おうという意見だ。
現実には病院にエイズの人たちがあふれている。君ならどちらにお金を回す?


2.中国では4400万人の女の子が生まれてこなかった

●毎日16人の女性が持参金不足で殺される

中国では将来5000万人もの男性が、結婚相手を見つけられなくなるといわれている。 5000万人も男性のほうが多くなってしまうんだ。なぜだろう?
それは人びとが女の子より男の子をほしがったから。 中国では2000年に女の子100人に対して、男の子は118.5人も生まれている。 この男女比はますます拡大している。インドや東南アジアでもこの傾向は強い。
なぜ男の子がほしいかといえば、男の子は働いてかせいでくれるけれど、 女の子は結婚して家を出てしまうから。 家族の面倒を見ない女の子にお金をかけたくないというのが本音らしい。
インドでは女の子に持参金をつけて結婚させる慣習がある。 持参金が少ないと女性は嫁ぎ先でいじめられる。そのせいで、 1日あたり16人もの女性が殺されているんだ。こうした悪しき慣習も、 女の子はほしくないという傾向に拍車をかけている。

●「透明児童」の将来はいかに?

これらの国々では、妊娠しても性別診断で胎児が女の子だとわかると、中絶してしまう。 生まれてすぐに殺されてしまうこともある。 インドのある地区では赤ん坊に熱くてからいチキンスープを飲ませたりする。 もちろん死んでしまう。けれど親は事故だって言い張るそうだ。 なんて残酷なんだろう。
病気になっても、男の子は病院につれていってもらえる。 実際、病院に行けば助かるのに、病気で死ぬ女の子はとても多い。 ある調査では、インドで下痢で死ぬ率は、女の子のほうが男の子より2倍も高かった。
中国では人口を増やさないために「一人っ子政策」がとられている。 子どもは夫婦に1人までと国が制限しているのだ。2人目は規則違反だから、 親は生まれても役所に届け出ない。 こうした戸籍がない子どもは「透明児童」と呼ばれている。 かれらは学校へ行くこともできない。公的な援助も受けられない。 透明児童がどれくらいいるかはよくわかっていないけれど、 届け出るなら男の子と考える人たちは多いだろう。
女の子を差別する風習の問題は根深い


3.世界の5人に1人は1日1ドル未満でくらしている

●1カ月たった3500円でくらせる?

世界には極端に貧しい人たちがおおぜいいる。どのくら貧しいかというと、 1日の生活費が1ドル未満、1ドルを116円で計算すると30日で3480円、 食費も家賃も入れて、1カ月たったそれだけでくらす。想像できるかい?
そういう人が世界に12億人以上、つまり5人に1人いる。食事も満足にとれない。 子どもたちは学校にも行かずに、働いてわずかなお金をかせぐ。 それでも生きていくのがやっとだ。病気になってもお金がないので、医者にかかれない。 体をこわすと働けず、もっと貧乏になる。 いくら頑張ってもそういう最悪の状態から抜け出せない。
悲しいけど、現在もそういう人たちが地球上におおぜいいるのが現実だ。

●毎月35円を寄付するだけで世界の貧困をなくせる

でも世界で最もお金もちの国ぐにの国民所得の1%を援助するだけで、 これらの人たちを救うことができる。十分な食糧、医療や教育はすべての人に行き渡り、 新生児の死亡率も下がり、病気が広がるのを防ぐことができるんだ。
2000年に国連は、貧困にあえぐ人の数を半分に減らす目標をたてた。 そのために先進国は国民所得の0.7%を貧しい国ぐにに寄付する約束をした。 そんなに大変な数字じゃない。
君が毎日おこづかいを5000円もらうとすると、そのうち35円を寄付すればいいだけだ。 でもこの約束は守られていない。裕福な国ぐにが提供した援助額は、 国民の総所得の0.23%にしかならない。君は11円しか出さなかった計算になる。

●お金もちはますますお金もちに、貧乏な人はますます貧乏に

世界の貧富の差は開くばかり。1960年には、 最も豊かな20カ国の国民1人あたりのGDP(国内総生産)は、 最も貧しい20カ国の18倍だった。ところが1995年には、その差はなんと37倍に広がっている。
お金もちはさらにお金もちに、貧乏な人はさらに貧乏になったことになる。 なんとも不公平な話だ。 地球上から貧困にあえぐ人をできるだけ減らしたほうがいいのは明らかなのに。


4.ロシアで夫や恋人に殺される女性は、毎年1万2000人以上

●女性に3人に1人はなぐられたり、強姦される被害にあう

君たちはDVという言葉を聞いたことがあるかな?ドメスティック・バイオレンス、 家庭内暴力という意味だ。「家庭内暴力」というと、 子どもが家の中で暴れるイメージがあるかもしれない。 でもDVは、おもに女性が夫や恋人から暴力をふるわれることをいうんだ。
女性に3人に1人は、生涯のあいだに、なぐられたり強姦されたり、 なんらかの暴力に被害にあうといわれる。
とくにロシアではDVの被害が多い。1年間に1万4000人の女性が夫に殺される。 じつに43分に1人殺される計算になる。アメリカで2000年に殺された女性は1238人。 ロシアでDVがいかに多いかわかるだろう。

●男は女を支配できるという固定観念をなくそう

なぜロシアではこんなにひどいのか。
ひとつには貧困がある。生活苦や住宅不足、 女性を保護するシェルターの不足も指摘されている。
しかし最大の原因は人びとの固定観念にある。 ロシアのことわざでは「男がなぐるのは愛しているから」だって。信じられないよね。 でもこういう固定観念はロシアに限ったことではない。 昔から女性は生きた財産として扱われてきた。娘を嫁がせて、 父親は見返りにお金をもらう。夫は妻を買ったのだから、 好きにしていい ― そんな考え方が根強くある。
現在でも女性が父や夫に絶対的に従わなければならない国がたくさんある。 ヨルダンのように女性が不倫をしたり、親が決めた縁談に従わなかったときは、 殺してもいいという国もあるくらいだ。
1995年に北京で世界女性会議が開かれた。 多くの国が参加して、女性への暴力をなくそうと誓い合った。 でもあいかわらずDVはなくならない。女性に対する暴力はすべての人に対する暴力だ。 どんな暴力も許してはいけない。


5.インドでは4400万人の子どもが働かされている

●1年働いたって12円

世界には学校へ行きたくても行けない子どもたちがたくさんいる。
インドでは4400万人もの子どもたちが、学校に行かず働きに出ている。 工場で1日12時間から14時間も働いて、1年間で給料はたった12円だよ。 ミスをすると逆さづりにされてり、傷口に火薬を塗られて火をつけられた子もいる。 ひどい話だよね。
国際労働機関(ILO)によると、 世界中ではたらいている子ども(5歳から17歳)は2億4600万人いる。 世界の子どもの6人に1人だ。そのうち1億7100万人は危険な仕事を、 160万人は売春や児童ポルノを、30万人が兵士をさせられている。

●雇い主を罰しても解決にはならない

ではどうしたらいいだろう?子どもたちを働かせる雇い主を罰すればいいだろうか?
アメリカの議会が、バングラディシュの洋服工場から製品を買わないように決めたことがある。 その工場はたくさんの子どもを働かせていた。圧力が功を奏し、 5万人の子どもたちが工場から解放された。
ところがその子どもたちは、その後、 もっと賃金が低くてひどい条件の仕事場に行ってしまったんだ。 働かないと生活ができないからだ。
働いている子どもたちは必ずしも仕事をやめたいわけではない。 問題は労働に見合うお金がきちんと払われないことだ。
子どもが働くことは悪いことではない。家の仕事を手伝ったり、芝を刈ったり、 新聞配達をするのは、自分で責任をもつことを学ぶいい機会になる。 でももしその労働が、勉強したり、遊んだり、友だちをつくったりすることを邪魔するようなら、 大人が手を差しのべてやるべきだろう。


6.世界では7人に1人が日々飢えている

●飢えに苦しむ人は8億人もいる

世界では8億の人が、いまも飢えに苦しんでいる。慢性的な栄養失調の人が20億人。 飢えや、飢えのせいで病気になって亡くなる人は1800万人。 毎年、5歳未満の子どもが1000万人死亡しているけれど、 その半分は、栄養失調が原因だ。
だけど、地球全体で食糧が足りないわけじゃない。 毎年、全人類が十分に食べていけるだけの食糧が生産されている。 もしみんなに均等に食糧を分けられれば、だれもが十分に食べることができるんだ。

●戦争と政治の腐敗が飢えをまねく

食糧が足りているのならなぜ、と思うだろう。ひとつは政治のせいだ。 自分の国で国民が飢えていてもほったらかしにしている国がある。 指導者たちだけがぜいたくなくらしをしていることもある。
武力紛争も、飢えの大きな原因となる。戦争になれば、政府は食糧よりも武器を買う。 危険なので食糧の輸送もできないし、農業もできない。
さらに飢えは国の経済発展を大きくさまたげる。ちゃんと食べているからこそ、 仕事の能率も上がる。飢えていれば、満足に働けない。だから経済が停滞する。
アフリカのシエラレオネで、農業で働く人の摂取カロリーを平均で50%多くしてみた。 つまり食べる量を増やしたんだ。すると農産物の収穫は16.5%も上がった。

●どうすれば、飢えから人びとを救えるか

豊かな先進国は余った食糧をこうした国ぐにに援助している。 これは必要なことだけれど、長い目でみると、飢えを解決することにはならない。
アフガニスタンでは、国連から小麦が大量に送られてきたせいで、 小麦の価格が下がってしまった。生活に困った農民たちは、 もっとお金になるアヘンなどを栽培し始めた。これでは食糧不足は変わらないだろう。 飢えが少しでもなくなれば、経済が上向いて人びとの収入も増える。 そうなれば、食糧不足を、自分たちの力で解決できるようになるだろう。 かれらが自立できるよう手助けすることが大切だ。
飢えの問題は、貧困、戦争、格差の問題にもつながっているんだ。


7.世界で3人に1人は戦時下にくらしている

●紛争地域に住む人、23億3000万人

世界では武力紛争があちこちでおきている。イラクでは国の内部で混乱がおきているし、 イスラエルとパレスチナの紛争は解決のめどが立っていない。
2005年のデータによると、27カ国で32の武力紛争がおこっている。 その地域に住む人の合計は、23億3000万人。じつに世界人口の3人に1人は、 戦禍に巻きこまれている計算になる。どんな戦争であろうと、 いちばん被害を受けるのは、そこにくらす人びとだ。

●現代の戦争の現実とは

スーダンでは過去20年にわってむごい内戦がつづいた。(1983―2005)。 政府と反対勢力との戦闘に、多くの市民が巻きぞえになった。スーダンはいま、 世界で最も多くの難民を抱える国だ。人口の10%以上、450万人が故郷を出て避難した。
コンゴ民主共和国の紛争では、1998年から2002年の間に300万人以上が戦争や病気の犠牲になった。 2002年末に平和協定が結ばれたが、いまだに戦闘がつづいている地域もある。
戦後の復興には時間がかかる。ベトナムでは、 戦争中(1960―1975)に米軍がまいた枯れ葉剤の影響で、30年たっても作物が育たない。 クウェートでは、第一次湾岸戦争(1991)によって原油が流出し、 大切な水源である地下水が汚染されたまま。コソボでは化学工場や製油所が爆撃され(1999)、 町には黒い雨が降り、発ガン性の高い物質がまきちらされた。
これが現代の戦争の姿だ。

●反政府武装勢力と人道的支援活動

反政府武装勢力との戦いはむずかしい。かれらは軍服を着ていないので、 民間人と区別がつかない。だから、戦闘の巻きぞえになる被害があまりにも多い。 また、かれらは、陣地を確保したり、住民に言うことをきかせるために、爆弾や地雷を使う。 かれらが軍事行動をおこせば、必ずといっていいほど住民が被害にあう。
戦争を終わらせる努力はつづいている。でもいままさに危機にさらされている人たちを救うため、 国際赤十字のような人道的な団体が活動している。それすら、妨害されることも多いんだ。


8.武力紛争による死者よりも、自殺者のほうが多い

●世界の1年間の自殺者は100万人

人生に絶望して自殺する人は後を絶たない。世界保健機関(WHO)によると、 2000年には世界で約100万もの人が自殺して亡くなった。自殺しようとした人は、 その10倍から20倍はいると推測される。
WHOが報告するこの数字は、世界中の武力紛争で亡くなった人よりも多いそうだ。
どうしてこんなにも多くの人たちが、自殺してしまうんだろう?
自殺の理由は複雑だし、人それぞれちがう。 でも、深刻なうつと関わりがあることがいろんな研究でわかっている。 自殺者の3分の2にあたる人が、自殺をしたときうつ病だったそうだ。
うつはちょっと気落ちしたり、悲しんだりするのとはちがう。うつ病になると、 よく眠れず、食べる意欲もなくなり、悲しみや罪悪感で打ちのめされ、衰弱する。

●「人生は生きるに値する」

WHOでは、2020年には、うつ病が世界で2番目に多い病気になると予想している。 そして、そのころには、毎年の自殺者は150万人にもなるだろうという。
うつ病は、人間関係のもつれ、生活の変化、経済的なダメージなど、 強いストレスがきっかけで発病する。また、人はだれもがうつ病になる可能性がある。 先進国でも途上国でも、老人も若者も。でもきちんと病院に行き、治療を受ければ、 うつ病の約60~70%は治るんだ。
もちろん自殺の原因はうつだけではない。けれど、いずれにしてもまわりの人たちが早く気づき、 手を差しのべ、支えることで、自殺する人を減らすことができる。
詩人で哲学者のジョージ・サンタヤーナという人は「人生は生きるに値するもだという前提ほど大切なものはない。 そう思わなければとても生きていけない」と書いている。 どんなに大変でも、わたしたちはこの前提を信じつづけていきたい。


9.世界中の紛争地帯で戦う子ども兵は30万人

●だまされて戦闘員にされる子どもたち

君たちは学校に行き、友だちと遊び、スポーツをしている。 ちょうどおなじときに、世界には、誘拐され、家族や友だちにも会えず、 ひどい仕打ちを受け、戦地でむりやり戦わされる子どもたちが、30万人もいる。
33の国で、政府軍、ゲリラ軍の両方が、 18歳未満の子どもを兵士として使っている。
最初は、家族とはぐれ貧しい子どもたちに、「食べ物をやろう」「保護してやろう」と誘い、 軍に引きずりこむ。荷物運びやスパイから始まって、銃が持てるようになると、 すぐに戦闘員にさせられる。地雷があるかどうか確認するため、 先を歩かされることもある。
女の子だって、兵士にされる。スリランカでは、 ゲリラ軍がタミル人の少女たちをむりやり仲間にしている。 少女は警備の網をくぐりぬけやすいので、「自由の鳥」と名づけられ、 自爆兵として訓練を受けたり、幹部たちの「妻」にもさせられている。

●子ども兵に残る深い心の傷

子ども兵が目にするのは、想像を絶する残酷な光景だ。
カラミはわずか15歳で、すでにいくつもの部隊をわたり歩き、6年もの戦闘経験があった。 あるとき、家を焼き討ちし、仲間と一緒に一家を殺して、 しかもその肉を食べさせられた。カラミは言う。 「ぼくは読み書きもできません。家族の居場所もわかりません。 いちばんつらいのは将来を考えるときです。ぼくの人生は失われてしまいました。 もう生きる希望もありません。夜も眠れません。 眠ろうとすると部隊で目撃したことや、自分がやってきたひどいことを思い出すのです」
国際法には、子どもの徴兵を禁止する法律もある。それは守られていない。
紛争地域の子どもたちになにがおきているか、 わたしたちはしっかり見ていなければいけない。


10.世界にはいまも2700万人の奴隷がいる

●昔よりもいまのほうが奴隷は多い

黒人奴隷を解放したリンカーン大統領の伝記を読んだことはあるだろうか。 彼が奴隷解放を宣言したのは1862年、いまから100年以上前だ。
ところが、現代にも奴隷と呼ばれる人たちがいる。どこにいるかって? 南極大陸を除くあらゆる大陸にいる。そして現代ほど奴隷が多い時代はない。
奴隷制に反対する団体によると、奴隷の数は約2700万人。 農場や工場で働かされたり、危険な仕事や売春、ポルノ産業に従事させられている。

●親子代々、奴隷という人もいる

奴隷にさせられているのはどういう人たちだろう?
いちばん多いのは借金奴隷だ。世界で約2000万人が、 多額の借金を負わされて、働かされている。利子がものすごく高くて、 給料はほんのわずかだから、いくら働いても借金は増える一方。 親が返しきれなくて、その子どもまで奴隷にさせられる例もある。
もうひとつの奴隷は強制労働だ。かせぎのいい仕事があるからとだまして、 大都会や外国につれていき、逃げられないようにして奴隷にしてしまうんだ。
アラブ首長国連邦でラクダレースの騎手をさせられていた少年は、 4歳のとき、バングラディシュからさらわれてきた。体重を軽くするため、 食事も水もほとんど与えられなかったという。

●奴隷は1人1万円強で売り買いされている

かつて、アメリカ南部の農園で、 アフリカからつれてこられた黒人たちが奴隷として働かされていた。 かれらはいまの奴隷よりはよかったかもしれない。 人が物のように売り買いされるのだから、よくはないけれど、当時の奴隷は、 いまのお金に換算すると1人4万ドル(464万円)もしたので、 病気になれば治療するなど大切にあつかわれていたんだ。
でもいまは、奴隷の平均価格はわずか90ドル(1万円強)。 安く売り買いされ、使い捨てにされている。
国際社会が協力して、奴隷を許さない世の中をつくりあげていかなければならない。 みんなが自由にならない限り、だれも自由ではないのだから。


11.毎年、西欧向けに人身売買される女性は12万人

●だまされて売られていく女性たち

君が発展途上国に住んでいて、とても貧しかったとする。 もし誰かから「豊かな先進国に行かないか?いい仕事を紹介しよう」と誘われたら、 すぐにその話にとびつくよね。でも、先進国に着いたとたんに売り飛ばされ、 奴隷のように売春の仕事をやらされる。
給料は「密入国の費用だ」といってとりあげられ、警察に逮捕されれば強制送還されてしまう。 故郷に帰っても人びとから白い目で見られ、 つらい思いをしなければならない・・・・・女性の人身売買はこんなふうにしておこっている。
いまでも、年間に約12万人の女性が西欧に人身売買されている。 その多くは旧ソビエト連邦諸国や東欧の出身だ。 アフリカ、アジア、南米から送られてくる女性もいる。 日本でもフィリピンの若い女性が「エンターテイナー」という資格で入国し、 奴隷同然に働かされている。

●恐るべき犯罪ネットワーク

女性を売買する取引業者は、巨大な犯罪ネットワークをつくりあげている。
まずは女性たちを誘う職業紹介所がある。 そしてパスポート偽造業者、密入国のための輸送業者がいて、 新人女性の品定めをする場所、女性たちを閉じこめておく建物があり、 インターネットで客を集め、売春施設に送る。もはや一大産業といってもいい。
この人身売買産業で、年間70億ドル(8120億円)が動く。 同じようなネットワークが世界各地にあるんだ。

●被害にあった女性たちのケア

国連は2000年に「女性や子どもの人身売買を取りしまり、罰する」ための議定書を採択した。 この議定書は、人身売買を禁止する法律や、 被害にあった女性たちの保護を各国に求めるものだ。
被害者の女性のほとんどは、不法入国者としてすぐに国外追放になる。 でもそれでは女性がうけた心身の傷はまったくケアされない。 ″犯罪の証人〝を失うことにもなる。
イタリアでは証人保護法という法律をつくって、被害者に6カ月のビザを与え、 カウンセリングを受けさせている。 おかげで人身売買を告発する起訴件数は4倍に増えた。
アメリカも臨時のビザを出し、裁判がつづく間、女性たちがアメリカに滞在し、 裁判で証言できるようにした。
犯罪の取りしまりに向けて、少しずつ前進している。


12.貧困家庭の子どもは、豊かな家庭の子どもに比べて3倍も精神病にかかりやすい

●貧しい子どもたちの厳しい現実

イギリスは世界で4番目にお金持ちの国だ。それなのに、先進国のなかで、 貧しい子どもの割合がいちばん多い。イギリスでは400万人近い子どもたち、 つまり3人に1人はものすごく貧しい生活をしている。 そうした貧しい子どもの数は、1970年とくらべて3倍に増えた。
貧しい家庭に生まれた子どもは、豊かな家庭の子どもたちにくらべて、 生後1週間で死ぬ確率も、子ども時代に事故にあって死ぬ確率も高く、寿命も短い。 おまけに、最も貧しい家庭の子どもたちは、最も豊かな家庭に育った子どもたちにくらべて、 精神病にかかる確率が3倍も高いんだ。
イギリス統計局によると、 1週間の収入が100ポンド(約2万円)未満の家庭にくらす子どものうち16%が、 精神的に問題を抱えている。一方、週給500ポンド以上の家庭では6%ていどだ。

●貧乏な人はいつまでも貧乏な社会のしくみ

日あたりが悪くてじめじめした住まい。夏休みもどこにも旅行に行かず、 家庭で食事に出かけることもない。
そんな貧しい環境で大きくなった子どもたちは、進学もむずかしい。 進学できなければ仕事も満足に見つからず、見つかっても賃金は低い。 ずっと貧しいままだ。
すると、お金もちとそうではない人との間には大きな所得格差が生まれるよね。
イギリスの所得格差は、1990年代に大きく広がり、いまでは1977年の2倍になった。 お金もちはよりお金もちに、貧乏な人はより貧乏になったんだ。 貧しい家庭に生まれた子どもは、一生貧しいという社会のしくみができあがってしまっている。
イギリス政府もようやく貧しい子どもたちの問題に取り組みはじめた。 もし子どもの貧困問題が解決できたら、年間に15歳未満の子ども1400人の命が救われる。
しかしほんとうに貧しさから子どもたちを救うためには、 社会のしくみそのものを変えるくらい、大きな発想の転換も必要だろう。


「みんなで考えよう 世界を見る目が変わる50の事実」より

ジェシカ・ウィリアムズ 著 草思社

2014-06-02 16:07:34
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
子どもの権利条約
子どもたちの権利を明文化した「子どもの権利条約」。この条約を批准した政府や国民は、その権利を尊重し、 自国で子どもの権利を履行していく義務があります。この「子どもの権利条約」は2007年11月20日、 採択18年目を迎えました。多くの国々が草稿までに長い時間をかけ、最初の条件案提出(1978年)から11年。 その努力が実り、1989年に採択され、1990年に発効しました。人権条約としては採択から発効まで最も短期間にこぎつけた条約です。
この条約では子どもは『18歳未満』と定義されています。つまり採択当時0歳だった子どもたちが、 2007年現在で18歳を迎え『おとな』になったというわけです。子どもの権利条約には、「生きる権利」 「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」が明文化されています。現在、世界193カ国がこの条約を批准しており、 史上もっとも広範に批准された、人権全体(市民、文化、経済、政治、社会)をカバーする国際法となっています。 日本は、1994年にこの条約を批准しました。 未締結の国は2カ国(米国・ソマリア)。
基本的人権が子どもにも保障されるべきことを国際的に定めた条約です。 条約は前文と本文54条からなり、 子どもの生存、発達、保護、参加という包括的な権利を子どもに保障したものとなっています。

1:生きる権利

防げる病気などで命を奪われないこと。
病気やけがをしたら治療を受けられることなど。

2:育つ権利

教育を受け、休んだり遊んだりできること。
考えや信じることの自由が守られ、自分らしく育つことができること。

3:守られる権利

あらゆる種類の虐待や搾取などから守られること。
障がいのある子どもや少数民族の子どもなどは特別に守られること。

4:参加する権利

自由に意見を表したり、集まってグループを作ったり自由な活動を行なったりできることなど。            

                    ユニセフより

2014-06-02 16:03:01
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
ご支援くださる皆様へ
拝啓

                  2013年吉日

時下、ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。
この度は、特定非営利活動法人 ギビング・ハンズの海外支援活動への ご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
今、世界では貧困、紛争、飢餓、災害などの問題があふれています。 これらの環境の中で犠牲になるのは、いちばん弱い立場の子どもたちです。 3秒に1人の子どもが防げるはずの病気で命を落とし、約12億人が1日1ドル未満(約100円) で生活をしています。ギビング・ハンズでは、孤児や児童労働、ストリート・チルドレン、 少年兵士、人身売買の危機にさらされている世界中の多くの子どもたちの権利と尊厳が守られ、 素晴らしい可能性にあふれた能力が発揮できるよう、インド・ネパールをはじめとする発展途上国において、 子どもの教育向上を中心とした、衛生環境整備や女性権利の進歩、 精神的障害の克服などの総合的支援活動に取り組んでいます。そして今後は、 国際協力を通した日本の若者たちのメンタル・ケアが、取り組むべき大きな課題となっています。
皆様からのご支援により、子どもたちとともに地域活性化プロジェクトを推し進めることが可能となり、 日本から世界へ皆様の差し伸べる手が国境を越えて届けられます。
交流していただくサポートチャイルドの詳細プロフィールは、 別紙にまとめておりますのでご参照ください。なお、ご登録内容の変更、 ご支援の停止などの場合は、お引き落とし日の1ヵ月前までに、その旨を事務局までご連絡ください。
この度のご支援に重ねて感謝申し上げます。世界の子どもたちの幸せで健やかな成長を実現するため、 今後とも末永く、ギビング・ハンズの活動にご参加いただきますよう、心よりお願い申し上げます。

              敬具



 
 
2014-06-02 15:59:46
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2014-06-02 15:48:10
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結果を期待しないと「潤い」舞い込む?
作成日時 : 2014/05/06

今月の一大イベント
金環日食@フリーミール

が4月29日に行われた。 ⇒


南半球で「日食」は観測されたのだが
「地球」のターニング・ポイントには
変わりないゆえ、


地球号に乗っている

北半球側の日本人、インド人にも
関係のあること。


前回、フリーミールとは

「あなたのため、ですよ!」 

と、お伝えしたが、
さらに次のステップで


「行為の結果を期待しない」

という次元がある。




インドでは至る所で耳にする
バガヴァッド・ギーター(聖典)。

その一節にある
「カルマ・ヨーガ」

ニシュカーン・カルマである ⇒ 


4月の渡印時でも
寺院内で目にしたスローガン


 行為とは

  結果を期待したものから
  離れなければならない

  神はそのような「行為」を
  お喜びになるでしょう


  Action should be free from
  expectation of results.

  God will be happy by such action.


フリーミールは

 「施すもの」と「されるもの」

 両者が潤うシステム。


だが

「結果」そうなっている
ということ。


「潤い」を期待することは
神は喜ばない、というのだ。


しかしながら
わたしを筆頭に

はじめからこのような

高尚な「境地」で参加されている
方ばかりではない。


 はじめは「期待」から

 そのうち「愉しい」に

 そうなると期待を「忘れる」

 その結果、「潤い」が
 
 期待しないところで「勝手」にやってくる


こんなプロセスのような気がする。


次回は、

今年のクライマックス!

 6月20日の木星トランジット
 (実際は19日の午後)で60年振りの覚醒

 翌日
 陰陽がくるりと変わる6月21日の夏至と続き


地球号は、激しく動き出します。

あと1ヵ月
準備オーライですか?

2014-06-02 15:27:09
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
「あなたのため、ですよ!」
作成日時 : 2014/04/29

1000人の子どもたちへの
皆既月食@フリーミール

が終了し、

本日、

1100人への
金環日食@フリーミールが施される。



日食や月食が見られる場合、
インド占星術では、

  日食は消化力に、
  
  月食は精神面に

影響があると言われる。


その場合、
日食や月食になる時間は、

それらの時間を避けて、食事をしたり、
その時間帯には瞑想などをした方がいいと言われる。


本日の日食は
日本では見られないので、食事に注意しなくともいいが

地球のどこかで確実に「食」が起こっているので
地球が影響している。


太陽が隠れる日食は「消化力」。

消化力といえば、胃などの消化器官


そのおなかにあるチャクラ(マニプラ・チャクラ)は、

太陽神経叢(たいようしんけいそう)

という。


そう、
呼称の如く

消化には「太陽」が必要なのだと。


おなか(特に腸)は、「第二の脳」というくらい
ここの働きなくして脳細胞は正常に働かない。


そして、前回も書いたが
インドの子どもたちの消化力は、とてつもない。

男の子で「1Kg」ごはんを食べてしまう。

しかして、普段の食事がこのような猫飯なので

消化したくても、もの足りない。

今回もたくさんの子どもたちに
お腹いっぱい食べてもらえることだろう。




話は変わって、
フリーミールの申込みフォームのこと。

以前から、

 「この申込みフォームの意味がイマイチわかりません」


というメールはいただいていた。


わからない箇所は空欄もしくは
適当に記入いただいても、

不明な点はこちらから問い合わせを
させていただくことで解決していた。


この時点では、

ナニがフォームの混乱ポイントなのか
わたし自体がわかっていなかった。


そして、
今回の日食@~で解決した。

こちら視点のフォームだということが!


寄付するということは、

  「あんた(する側)のため、だよ!」


と、いつも周囲に言っているゆえ
それが前提となっていた。


以下、依頼者とわたしとのやり取り

ーーーーーーーーーーー
依頼者:

> 金環日食のフリーミールの寄付を申し込みします。

> 申込書途中まで入力しましたが、
> 対象者の名前の記入でつまずきまして、

> 直接メールで申込みました。対象者とは?


わたしの返信:

わかりにくいフォームで申し訳ありません。

対象者、とは
申込者(依頼者)は自分ですが、


“ 誰のため ” にフリーミール(積徳)したいか、です。

   ・○○家なのか

   ・○○さん、ご本人(個人名)なのか

   ・家族の特定のどなたか(個人名)、なのか

   ・知人・友人(個人名)なのか


という意味です。

それをお知らせください。


依頼者:

> 対象者の意味わかりました。

> 必要としている子どもたちにと
> 思っていたので、そこまで考えませんでした。

> 寄付金:3万円に変更します。

ーーーーーーー
以上。


ごもっともな質問。


空腹を満たすためだけの
栄養不足で病気になりがちな

インドの子どもたちに少しでも喜んで
いただきたい、

その想いが第一!


ついでに

施す側(あなた)にも、

喜びの波動(エネルギー)が循環しますよ。



ということ。

これは、
シュリ・サティア・サイババ アシュラムで見る

   「Help ever Hurt Never」

   助ける人生、苦しみなし

という

 積徳、チャリティ、セヴァの真の意味。


インドでは当たり前のマインドなので
つい日本でも当然、

という

わたしの
インドマインドが犯した
皆さんへの混乱でした。

大変、申し訳ありません!

フリーミール時の
登場人物は以下。


  1:申込者(あなた)

  2:対象者(提供者)積徳する方

  3:被提供者(インドの子どもたち)


申込者と対象者が同一の場合と違う場合が
あるので、このようにしています。

詳しくはこれ ⇒ ●


そして、記念日(誕生日、結婚記念日、合格など)
の対象者は、個人ですが、

地球の替わり目の対象者とは

狭義的には積徳する自分だが、

広義的な意味では

  The  Earth


母なる大地、「地球」さん

そして、そこに住まう地球人すべて、です。


 地球の替わり目(新月、満月、立春、冬至など)の
 フリーミールの対象者欄には

 「地球」と

明記される方もいらっしゃいます。


日食の日に、未消化だった
フリーミール・フォームもひとつ消化されたようだ。




では、本日の日食、

地球さんのために

そして我われができる
可能な限りの「善事」を心がけましょう。




2014-06-02 15:23:08
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
インド国 真の食べもの事情 その5
作成日時 : 2014/04/17

翌日、

まんじりともせぬまま 一夜を過ごし

カメラ持参で わたしの泊まるホテルに
やってきたガイド。


「原因が、ようやくわかったよ・・・


 カメラを使用しないで保管しているとき

 本体からリチュウム電池を外すようにしている。


 そうしないと、いざ撮影するとき

 バッテリーがすぐショートするからね」


    !!!!!!!!!


なんてこった。

こんな単純なコトだったのか!!



カメラ本体からバッテリーを抜くということは

いっさいの電源が供給されなくなるということ。


当然、日付けの更新は、なされない。


PCから
バッテリーを外すと起こる同じ現象である。



わたしも以前、インドで、

前夜にフル充電しておいた
カメラのバッテリーが、

使う段階で
すべてショートしていた経験がある。


慌てて、
予備の替えバッテリーをホテルまで取りにいった。


それ以来、インドでは必ず予備バッテリーを
持ち歩くことにしている。



また
7 年前の夏、

10人くらい日本の支援者を

北インドのデリー施設ADFに視察しに
連れて行ったときのこと。


その夜、皆が泊まったゲストルームが
停電になった。


孤児院のゲストルームに
エアコンなど、ない。


しかも

停電のため天井にある

ファン(扇風機)まで止まってしまった。


まるで

蒸し風呂状態と化した部屋で
初夜のインドを過ごした支援者たちは


一睡もできなかったばかりか
外に出て、涼むしかなかった。


だが、ここで

もうひとつの落とし穴があった。


身体は外に避難したが


荷物は

灼熱とした部屋の中に置いたまま。


インド旅行にと、10万円も奮発して購入
したカメラが、

一夜にして作動しなくなった。

(保証で、帰国後、取り替えてもらった)



携帯電話が動かなくなった方もいた。

(これは日本に帰国後、動いた)


すべて、熱気ゆえ、である。



わたしは渡印中

宿はホテルなので
一応、エアコンがある。


また停電になっても

ホテルの自家発電が作動してくれる。



しかし、
一般のインド家庭に住むガイドは

夏、摂氏45度以上の気温だろうと

エアコンがないどころか

日に、長いときは8時間もの停電がある。


そのときは、ファンも使えない。


冷蔵庫が家庭にない理由もこれ。
あっても機能しないのである。


今どきの
田舎のインド風景は


50年前の日本のような環境に
携帯を持ったヒトが、裸足で歩いている、

という感じ。


ひと言でいうと

最新テクノロジーを操る原始人


みたいな。


そして、この新テク機器は
実にデリケートだ。



ちょっとした気温の変化で
うまく作動しなくなる。


さてさて

撮影日が違ってしまう原因が
バッテリーを抜くことにあると
解明したのはいいが、


さあ困った。


これを今後
どう解決したらいいものか。


日付け更新のためだけに

電気が垂れ流しになるバッテリーを

そのままカメラ本体に入れておくことも懸念される。



何はともあれ、
メールで指摘くださった依頼者に

この現実を一秒でも早く知らせたくて

その場で国際電話をかけてみた。



   で、今後どうしたらいいでしょう?

   なにか、いいアイデアがあれば教えてください!



依頼者にすがってみた。




「そういう場合は、こうしたらいいよ。


 朝、新聞が発売されるでしょ。


 まず、新聞の日付けを撮ってから

 フリーミールに行けばいい。


 よくこれは、誘拐犯が使う手だよ。


 その日の新聞と一緒に人質を写して

【まだ、生きてるぞ】ってやる、あれ」



   スゴイ、それは!!



この方法をガイドに伝えると


「ナイス・アイディア!」

と、目を丸くしながら、

大声で笑い出した。


「前日でも後日でもなく、
 
 ジャストその日ってことがわかるね!」


   ふ~


これにて一件落着。


【喰】のフリーミールで

はじめて、解放劇がなかったと思いきや


こんな開眼劇があろうとは

なんともいえない悲鳴である。


一瞬どうしようかと思ったが

一番苦しんだのは


日本からの疑惑が払拭されないまま、

この大変なセヴァ(奉仕)を

一手に引き受けているガイドだ。




これが、晴れたのだ。

なんという祝福か。


これぞ、いつもガイドが口にしている

Because of you!

「キミのお陰」 なのかもしれない。


わたしが今回

現場に立ち会ったことによる
副産物であろうか。


この世に
偶然はない、すべてヒツゼン。


依頼者からの指摘が、
このタイミングでなければ

ガイドが寝ずに
原因追究することなど、なかったかもしれない。


フリーミール時に引き起こされる
解放劇とは、

積徳(善き行い)により
光が注がれることで


今まで内側に溜まっていた
「膿」という現象が

外側に出ること=デトックスである。


曖昧になっていた日付け問題が
キレイに解決されたのだ。


これは、

ギビング・ハンズ、依頼者、
本業を少なくして、セヴァに生きるガイド

皆にとって気持ちのいい状態となった。


疑問がなくなった
ガイドが

今後ますます増えるであろう、フリーミール活動に
嬉々と勤しんでくれることを祈りつつ


本日 夜、北インドに向けて岐路に就く。


まだ、始まったばかりの2014年。


後半には

木星と土星の大移動が待っている。

この恩恵が、ガイドをはじめとする

セヴァ(奉仕)を引き受けてくれている

インドの皆さんに大量に注がれますように!


もちろん、日本の皆さんにも!!



2014-06-02 15:19:55
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
インド国 真の食べもの事情 その4
作成日時 : 2014/04/17

そのメールは

春分の3月21日に施されたであろう
フリーミール写真を開くと

日付が3月14日に表示されている
という内容のもの。


   これか・・・


これは、今回だけでなく

以前からあった問題である。


今まで日本側のスタッフが気づき


   指定日に本当に実施しているのか?


と強く問い質していた。


「間違いない!」


毎回、力説するガイド。


「30人(10,000円)未満の依頼は

指定日以外に実施するが、


30人以上の指定日の場合は

祭日でない限り(子どもが集まらない)、

必ず!! その日にやる。



まして、
多くが参加する春分など地球規模の、

替わり目@フリーミールを

別の日に実施するなんていう、

そんな、重たいシン(罪)になるようなこと、

できるわけないでしょ」



   では、

   なぜ写真撮影した日付が違うのか?


「原因がわからないから、困っている。

メカに強いSEの息子に何度も日付けを

調整してもらったが、すぐに狂ってしまうのだ」




確かに彼は

誕生日の3日前の依頼でも引き受けてくれるのだが

そのとき送られてきた写真が

やはり別の日付けだったこともある。



これらをみると

完全にカメラの問題であることは理解してはいる。



しかし、スタッフからの指摘ではなく

今回は依頼者からの疑問として届いている。



日付け指定したはずなのに

記録が別の日になっているというのは

どうにも釈然としないものである。



ガイドとは
10年来のビジネスパートナーである。


わたしが、ここインドで、

NPOはじめ
他のインド人となんらかの仕事を一緒にするときの

確たる姿勢を、ガイドとして彼はよく観ている。


相手から少しでも、不誠実さが見えてくると

即、パートナシップを解除する。


わたしに限って

「ラストチャンス」という、日本的な温情など、ない。




わたしの「あり方」を

彼はよく熟知しているはず。


たとえ

わたしに分からないところで
イカサマして得したとしても

たちまち天から
振り出しに戻されることになる

ということも、他の例で目の当たりにしている。


「誠実さ」が

わたしとの関係性で
すべてのカギということもわかっている。

なので、
こんな子どものような

小賢しい細工で、すべてを失う
かもしれないようなことをしても、まったく割に合わない。


なのに、

いったい
これはどう解釈したらいいのか。


続いて解説するガイド


「もう、どんなに調整しても直らないから

とうとう、新しくカメラを買ったよ」


    あ、それでか!


日本側以上にインド側は
悩みに悩んだあげく


自腹を切って
新カメラ購入という策に出たのである。


「これからは、その問題は起きないはず!」


まるで
日本から持ち込んだカメラが悪い

と言わんばかりだ。


通常、フリーミールを実施した夜

長時間の停電でもない限り

ガイドはその日撮影した写真を
日本担当者にメール送信することになっている。



15日の月食フリーミールも同様、
新しいカメラで撮影された写真が日本に送られた。


しかして、

そこには、ショッキングな現象が待っていた。


わたしが現地入りし、目の前で撮影されたはずの
その写真の日付けが、


な・ん・と

前日の「14日」に表示されていたのだ!!



唖然としたガイド。

カメラが原因だとばかり思っていたのが

違ったのである。


言葉が出ない。


その後、ガイドは

原因追求のため、眠れない夜を過ごすことに。


             つづく・・・
2014-06-02 15:18:45
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
インド国 真の食べもの事情 その3
作成日時 : 2014/04/17 11:12

月食 数日前。

日本における駆け込みフリーミール依頼者が
急増したので、

インドでのフリーミールを実施する
学校を変えることに。


地球の「替わり目」に、
地球人として施すフリーミールは

多くが一緒に依頼するため

施される子どもたちの人数も

数百、数千人単位となる。



ガイドは、依頼人数をあらかじめ予測し
その規模に応じた学校を、ひとまず選ぶ。


しかして毎回、
想定外の数字がはじき出され


実施対象学校の
直前チェンジを余儀なくされる。


今回の月食もそう。
スタッフやボランティア含め

約1000人の食事を用意することになった。


わたしがいつも宿泊しているエリアから
100kmほど離れたマンモス学校が選ばれる。



「喰」のときのインド滞在は
これで2回目。


第一回は、南インドの聖地
ティルマンナマライで

サドゥ(修行者)たち500人に施された。



そして今回

「喰」滞在、第二回目である、

4月15日を迎える。



100km先の学校なので
前日の朝から現場入りし、


学校に設備されている食堂に
1000人分の材料を持ち込む。


当日早朝から調理に入り、
お昼には、ナンの問題もなく準備完了。



南インドの4月は、真夏である。

4月半ば~5月半ばまで
どこの学校も夏休みに入る。


その直前でのフリーミールは

学期末試験の最中に行なわれた。



試験が終わった子どもたちが
順次、食堂に集まってくる。


一度に食堂に入れる人数は
せいぜい、200人。


今回は
他校の生徒たちも呼んでいる。


交替で食する。

今回は

プロのカメラマンを雇い
フリーミールの動画を録画することに。


いつものカメラマンのガイドは
新しいカメラで静止画を撮影している。


  あれ?

  日本で買ってあげたカメラじゃないな

  壊れたのか・・・


と思いきや

反対側で奥さんが、
いつものカメラで撮影している。


  壊れたわけではなさそう



昼12時からスタートし、

施し終わったのが16時近く。


まだ、

器には食事がたくさん残っている。



「あとは、ホステル(寄宿舎)の子たちが

 夜、180人ほど食べにやって来る分だよ」


ホステルの子たちは
2度美味しいというわけか。


子どもたちが食べている最中
ガイドに聞く。


  毎回「喰」フリーミールは
  アクシデントが付きものだが

  今回はナニかあったのか?


「Nothing, becouase of you!」

(ナニもない、キミのお陰でね!)



そう、ナニゴトもなく

すべて滞りなく進んだのである。



【わたしがいた お陰】、という

ガイドのリップサービスは置いておくにしろ


今まで起こった解放劇が、
あまりにも派手だったゆえ

静かすぎて、かえって不気味だ。


少し
耳を澄ましてみることに。


すると、

帰りのタクシーでチェックした
日本人依頼者からのメールで

いっぺんに気分が急降下して
いくことになる。


         つづく・・・
2014-06-02 15:17:14
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
インド国 真の食べもの事情 その2
作成日時 : 2014/04/16

昨年秋からギビング・ハンズでは

【365日宇宙銀行プロジェクト】

なる、

毎日がフリーミール! を目指す

活動を強化している。


皆さんのご協力のおかげで、

現地ではほぼ毎日のようにフリーミールが

施されるようになった。



今までフリーミール隊長は

ガイドの奥さんだったので、さっそく彼女に

増えた依頼を適宜に こなせているか聞いてみた。



すると横からガイドが

「今はボクも一緒に調理をし、
   
   現場にも行っているよ」



  え? だってあなた、

  仕事(通訳・翻訳)しなくていいの?



「もう、本業は最小限にしたのさ。

 こっちのフリーミール活動は、

 なんといっても【プールマ・プンニャ】だからね」



プールマ・プンニャ(過去世の功徳)ゆえに

今生、他を生かす仕事ができる、というしくみ。



せっかく今生「も」積徳ができるチャンスが

あるのに、そうでない活動に時間を費やして

いる場合じゃない、というのが彼の見解。



ちょうどガイドの娘さんが今年、

医学生を卒業し、無事、医師免許を取得して

病院勤務をはじめたので、


親である彼の、学費負担がなくなった。



あとは育てた子どもたちが結婚することで

親としての義務は終わる。



普通インド人は、この段階になってから

チャリティ活動やスピリチュアル活動を

本格的に開始する。


彼は

少し早い年齢でそれが訪れたということ。



さて、

15日の皆既月食@フリーミールは

900人の生徒たちに施される。


その準備は、いつも前日から行なわれる。


            つづく・・・
2014-06-02 15:15:53
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
インド国 真の食べもの事情 その1
2014-04-01

作成日時 : 2014/04/15 23:55

「驚いたよ! フリーミール時に

  男子生徒は一回で

   ご飯を1Kg も平らげるんだ」


  !!!


フリーミール隊長でもあるガイド自身が

その光景にいつも、驚嘆してるという。


  1kgって、いったい何合?


と思いつつ

  男子生徒って、歳はいくつ?

と質問してみた。


「14,5歳」


  中学生ね

画像


確かにフリーミール現場に立ち会うと

3,4歳の小さな子どもでさえ

わたしの食事量の3倍は平らげる。



以前から隊長が

「フリーミール時は施す人数の1.5倍
 
 の材料で食事を用意する」


と言っていたが


いくら食べ盛りとはいえ、1kgね。


インド渡航歴13年のわたしは

それなりのホテルで供する
ランチ(ミール)の値段を知っている。


フリーミールで施される食事の材料費は
ホテルランチの2倍かかる。


なぜか。

それは単なる量が1.5倍だからではない。


依頼者に届けれらるフリーミール写真に
映る子どもたちは、


制服を着ているせいか
一見、貧しいようにみえない。


しかし現実は、

彼らが普段食しているランチ内容は、


日本でいう、

いわゆる猫飯(ねこまんま)。


日本のそれは

ご飯に味噌汁をぶっかけたものだが


ここインドでは、

ご飯にカレースープをかけたもの。


しかも中味は野菜2種類ほどに
ターメリックを入れただけのような

日本基準ではとても「カレー」とは
呼べない、いわゆるスープである。



もちろん学校の給食だけでなく

自宅での食事も似たようなもの。



つまり彼らにとっての食事とは

空腹を満たすために用意されたものであって


栄養素が考慮されるどころか、

味覚を喜ばすものでもない。



それゆえ栄養不足が原因で

子どもたちは病気になる。


今、フリーミール隊長は、食事を施すに

値する恵まれない学校を

150箇所にまで拡大し、ほぼ毎日、

自ら調理をし、子どもたちへ届ける

という仕事を引き受けてくれている。



各学校にフリーミールが施されるのは

3ヵ月に一回だが、どこの学校の生徒からも


「次はいつ?!」


と帰りに聞かれるという。


3ヵ月に一回の栄養満点の食事が

どれほど彼らの身体に影響あるかわからぬが

確実に心は喜びで満たされるであろう。


さらに

ギビング・ハンズがフリーミールに

選ぶ食材は、できるだけ

オーガニックショップで

無農薬・有機野菜を仕入れる。


そして

レストランなどの専門店に頼まず

できるだけスタッフ自ら調理することで

調味料もケミカルを避けている。



先日、アーユルヴェダ講師(日本人)の

誕生日に施されたフリーミールには

どんな食材が使われているかの

説明文と写真が送られてきた。


画像



まさに「食事が薬である」、という

アーユルヴェーダ概念にふさわしい

フリーミールをうちでは施している。


これもひとえに

インド人スタッフの為せる配慮である。


なぜ、彼は

そこまで徹底して行なえるのか?

しかもこの活動は

基本チャリティである。



           つづく・・・
2014-06-02 15:04:52
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
魂の旅──再生のバルド──

当サイトは、スコットランド人にしてインド在住16年のマイナヴァティが

欧米人で初めて死後の世界を自身の経験を通して描いた小説
『魂の旅──再生のバルド──』のご紹介をするサイトです。

著者マイナヴァティは30年に及ぶ自己探求の中でインドでの神秘体験を経て
道を求め同国に住み続け、現在はセラピスト、ヒーラー、直観療法療法士など
様々なスピリチュアルな活動を続けています。

作家としてもすでに6冊(2013年10月現在)の著書を著し、その中の一冊、
『Bardo of becoming(バルド・オブ・ビカミング)』が邦訳され、
『魂の旅──再生のバルド──』として今回晴れて日本の方たちに
贈られることになりました。

人が死を迎える時、現代日本に生きる私達は得てして送る側だけに焦点を当てがちです。それが間違っているわけではありません。
送る側が死者への手向けとして行うお通夜やお葬式には死者への弔いがこめられています。

しかし、一歩翻って死者の立場から見た時にはどうでしょうか。
これから赴く生と死の間(はざま)に立ち向かうための道しるべ、
暗いバルド(魂が死から次の生に向かうまでに一時的にいる真っ暗な世界。
仏教でいう中有)を間違うことなく通り抜けるための灯明となるべく
この本は生まれました。

本当の死生観からくる来世のための今生を生きる啓発本でもあります。

この本により多くの魂が少しでもよりよく生きる手助けができれば幸いです。


2014-06-02 14:55:28
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
邦訳版誕生までの物語

2008年7月25日、その日の午後、 

私(三岬奈央)はバンガロール(現ベンガルール)市内のホテルにいた。 

急にけたたましいサイレンの音がして外が騒がしくなった。
何か事故でも起こったのかといぶかしく思ったが、
あまり気にせず荷物の整理をしていた。

その数時間後、北インドの友人から電話があった。

「大丈夫ですか? たったいま、
そこ、バンガロールで爆弾テロがあったようですよ」

「!」

それでやかましかったのか。

ニュースをテレビで見たというその友人の話では、
市内中心部八カ所で連続爆弾テロと見られる爆発があり、
死者2人、負傷者は7人に上るという。

毎年のようにインドを訪れる私は、
彼の地でよくテロや爆発事件のことを耳にしていたが、
事件現場近くにいたことはなかったので、このときはさすがに驚いた。

それでも自分の身には被害がなかったので、
いつもならやり過ごすところだが、そのときは違った。

翌日バンガロール郊外で催される
セミナーに参加する予定だったのだ。

テロ直後の市内は騒然とし、ホテルでは滞在客に
外出しないよう注意が促されていた。

「こんな状況で明日のセミナーは決行されるのか?
それより会場に行く交通手段はあるのか?」

少々心配になったので、
主催者にセミナー開催の有無を電話で問うた。

返答は
「開催しないという理由がどこにあるのか?」だった。

たとえ目の前でテロがあろうと、
決行しますよと言わんばかりのインドらしい言葉。

あっさりしたものだ。

10人近い死傷者が出たというのに、
夜には何ごともなかったかのような静けさが戻っていた。

翌日のタクシーを手配すべく、ホテルのレセプションに向かった。

マネージャーから
「テロ直後で何があるかまだわからないので、
ホテルお抱えのハイヤーを使うように」と言われた。

セミナー主催者とホテル側との対応の違いに戸惑う。
しかも、ホテルのタクシー料金は一般タクシーの5倍。

テロという恐怖心をあおいで外国人に〝安全〟という名の
バカ高い乗り物を勧めているのかとさえ思えた。

訪印歴長しといえど、さすがに爆弾直後は慌てふためくほどに
まだ肝が据わっていない私。

インド気質にはほど遠いことを鑑み、
ホテル側の提案に従うことにした。

そもそも最初からバンガロールでのセミナー参加は
予定になく、日程に組み入れていなかった。

南インド滞在中にその情報が入ってきた。
テーマは「ヨーギが語る2012年のアセンション」。

題名にそそられ、予定を変更することにしたのだ。

そのセミナー2日目、朝食を摂っている私のテーブルに、
一人の年配の方が座った。

粋なサリーをまとう透明感ある色白の女性。
参加者50人ほどの小セミナーに外国人などいないと
思っていたが、どう見てもその女性はインド人ではない。

「どこから来たのか?」
彼女から聞かれ、答える私。

「日本」。「で、あなたは?」
彼女は「プッタパルティ」と答える。

「えっと……それはインドの地名ですよね、出身国は?」
と問い直す。

「スコットランド」。なるほど英国人か。

そのとき彼女が「どこから?」の問いに、
なぜインド地名を答えたのか不思議だったが、
話していくうちに謎が解けた。

そう、
この女性がこの本の著者、マイナヴァティである。

お互いの素性がわからぬまま話を進めていると、
彼女は16年間インドに住んでいることがわかった。

それで「どこから?」の問いに
インド地名を答えたというわけだ。

彼女は彼女で、私がこの類いのセミナーに
よく参加している常連だと思い、

「私の書いた本がセンターの図書館にあるが、
読んだことはないの?」と聞き返してきた。

その時点で、本を執筆しいているほど
その筋に詳しい方なのかと驚く。

どんな本なのか問うと、聞き慣れない言葉が耳に入ってきた。

「Bardo of becoming(バルド・オブ・ビカミング)」

ヒンドゥーの国インドで、チベット仏教の教えである
「バルド」という言葉を聞く違和感から、
題名を何度も聞き返してしまった。

他の著書はいかにもインド的なのに、
その本だけなぜチベットなのか。

すると彼女は、
自身がインドに滞在することになった経緯を語り出した。

スコットランドで公務員として長く務めていた彼女は、
勤続20年の公務員に附与される一年間の休暇を
利用して訪れたのが、インドのダージリン。

言わずもがな、チベット僧が多く住まう地。

そこで彼女は、いわゆる霊的に【覚醒】してしまい、
身体が崩れんばかりにほぼ立てない状態になり、
病院に運ばれた。

霊的体験だけが先行し、
自身に起こった状態を理解できないまま生死をさまよう。

国に帰るに帰れなくなった彼女を救ってくれたのが、
チベットのリンポチェ(高僧)だった。

「あなたはもう自国には帰れません。
そのような身体になってしまったのです。この地で暮らしなさい」と。

そのときの体験がこの本のベースとなっている。

そのときから彼女の霊的探求は始まる。

ありとあらゆる聖者から──宗派関係なく──
教えを請い、学び続けている。

なんだか不思議な方と出会ったものである。
翌日のセミナーではヨーギのワークショップ
そっちのけで彼女との話に夢中になった。

帰国後『バルド・オブ・ビカミング』を読む。

衝撃的だった。

まるで自分が死後の世界であるバルドで
疑似体験している気分になった。

読み終わり、
しばらくその世界から抜け出せなくなった。

思えば1993年、NHKのスペシャル番組
「チベット死者の書」というドキュメンタリーを
見たときからこの流れはある。

初めて見る秘境の世界。
そこにある死という逆転の概念。

最後の雪山の場面で僧侶が小僧に伝える。

《誕生のときには、あなたが泣き、全世界は喜びに沸く。
死ぬときには、全世界が泣き、あなたは喜びにあふれる。
かくのごとく、生きることだ》

この言葉が頭から離れない。
番組を録画し、ビデオテープが擦り切れんばかりに
何度も繰り返し見たものである。

マイナヴァティと出会ったあの夏の朝。
私の顧客から家族の死の連絡があった。

当時高校生だった息子さんの溺死の知らせ。

そのとき私は日本にいたので、
葬儀に参列すべく準備をしていた。

すると、昼と夕方に
別の知人からも身内の「死」の知らせが相次いで届いた。

「今日という日は、いったい……」

その対応に追われ、ホッとひと息ついたその夜、
さらに別の友人から最後のとどめの知らせが来た。

「……旦那が自殺したの」

!!

もう卒倒寸前である。
朝からこれで4人目。

そのとき私の眼力はそうとう弱っていたのだろう。
メール内容に目を凝らすと

「〝となり〟の旦那」

が確認された。
へたり込んだ。

これは何らかの「徴(しるし)」である。

以前から身内の死に直面された方に
『チベット死者の書』の本を読むよう勧めてはいた。

しかして死は突然訪れるものである。
〝そのとき〟にガイドブックが手元にないと、
葬儀の準備中になど本を入手しているヒマはない。

だからいつも私の本を貸していた。
が、今回は四冊必要。足りない。

私はその筋の専門家でもなければ、
教えを請うている師がいるわけでもない。

強いていえば、うちのNPO法人(ギビング・ハンズ)
で支援している施設にチベット僧運営の学校があるくらいだ。

死について不明な点は、その僧侶に聞くことにしている。

その半年後の2009年1月。
朝刊を読んでいた母が

「あなたの好きな『チベット死者の書』が載っているよ」
と、新聞広告の記事を切り抜いてきた。

目に入ったのは

【「もののけ姫」をつくりながら、仕事場の片隅で、
何度も何度も繰り返し観ました……
アニメーション映画監督・宮崎駿】

という文字。
ジブリ館から出されるNHK番組「チベット死者の書」の
DVD発売の記事だった。

世界のジブリ館から〝死〟の教えが
「学術ライブラリー」として提供される時代となったのである。

さらにその年のアカデミー賞に
日本の『おくりびと』がノミネートされたことも、
より真剣に死と向き合う姿勢が整うきっかけとなる。

どうしたら「魂の旅」をわかりやすく理解でき、
その心構えができるのだろうか。

そんなことを考えているときにこの本のことを思い出した。

ストーリー仕立てになっている「魂の旅」の物語である。
臨場感あふれる死後の世界を描く、
とてもエキサイティングな内容。

さっそく著者・マイナヴァティに
日本語版出版の話を持ちかけた。

日本で入手できる「チベット死者の書」関連の書物は、
経典の直訳かチベット仏教精通者向けの解説書が主で、
私のような凡人には難解なものばかりである。


日本は仏教国といえども、ほぼ欧米化されている現実がある。

そんな折衷文化を持つ日本人には、
西欧人向けに記した彼女の本がちょうどいいかもしれない。

厳密な経典とも異なり、されど「死んだら終わり」という
西洋の終末論的死生観でもなく、東西融合の絶妙なバランスがいい。

これが、この本を翻訳出版することになった経緯である。

 

そんな矢先の2011年3月11日、例の大震災が起こる。

一瞬にして多くの魂が奪われた。

報道が全世界に駆け巡り、マイナヴァティから連絡がある。

「私の書いたバルドの本を、
被災して身内を亡くされた家族に配ることができるなら、
箱単位でインドから送ります」と。

彼女の哀しみが伝わる。
しかしそれは単なる同情ではなく、残された家族の未来と、
その死者の魂の転生に真摯に心が寄せられている。

いまは悲痛に暮れている時間はない。
この死の教えによると、死後直後が一番大切な時期。

だからこそすぐに魂のガイドブックとなる
この本を送りたいと。

ただ、多くの日本人は英文が理解できないことを
彼女は知らない。

残念ながらその時点でまだ邦訳はされていなかった。

そしていま、書籍を手にしてから5年。
ようやく日本語でこの本を出版するメドがついた。

この本は、
決して経典である『バルド・ト・ドゥル(チベット死者の書)』
に忠実な流れとして構成された物語ではない。

世に出ているその他の「死者の書」も含め、 参考書として取り上げているにすぎない。

著者も序文で述べているが、主人公ポールの個人的な
経験であり、客体化した彼の無意識の癖
──再生の輪廻での苦悩へと彼を導いたもの──
について語られたものである。

と同時にこの本は、
我々にどのように「生きたら」いいかも教えてくれる、
貴重な『生き方ガイドブック』でもある。

人は死後、肉体から離れても意識は生前と変わらない。
それゆえ生きているとき身につけた
「心の癖」に翻弄されることになる。

なぜ〝翻弄〟なのかというと、死後の、
意識だけの身体は自由度が高いため、
ほんの少しの思いが即、現象化してしまうからだという。

肉体という身体を持っているとき、つまり生前は、
行きたい場所を思念しただけでは移動できず、
何らかの物理的な移動手段を要する。

また、他人に対して怒りが生じても、即、相手に殴りかかる
という行動に移ったりはしない。

しかし、肉体のない死後の世界は、
行きたい場所に思いを馳せた瞬間に移動し、
怒りは発生した直後にその世界が目の前に展開されてしまうのだ。

これら人間の持つ心模様と一連の流れが、
物語を通してスリリングに体感できるようになっている。

これを単なるファンタジーとして読むか、
リアルな体験として自身に置き換えて読むかで、
ずいぶん得るものが異なる。

人はともすると「生きる」ことにのみ焦点を置くが、
この死の教えでは、いかように「死ぬ」かで、
次に生きる舞台が決まるのだと述べている。

もう今生の脚本はすでに描かれてしまったのだから、
いまさらジタバタしても始まらない。

その脚本とうまく折り合いをつけ、
生涯抜け目なくやりこなす役者に徹するほうが効率的である。

ただ多くは、自己の人生脚本がどんな筋書きなのか漠然としており、
行き当たりバッタリの人生となる。


インドやチベットでは、その脚本がホロスコープ(星図)に
示されていると信じられている。

それを人生案内図として、就職や結婚のときなどに用いる。

その活用の仕方が、インドではいかに効率よく
「生きるか」に焦点が当てられ、

チベットのそれは
いかに効率よく「死を乗り切るか」で異なる。

そのためインドでは生年月日時の星図を使うが、
チベットでは死者の没年月日時のホロスコープを
作成して死後の転生先を予測する。

各国それぞれ文化の違いはあれど、
「人は必ず100パーセント死ぬ」

ということは全世界の変わらぬ事実である。

その「事実」に真摯に向き合い、
それは同時に

「人は必ず死ぬまで【生き抜く】」
のであることを踏まえて、著者である
マイナヴァティのメッセージを受け取ってほしい。

もし、人が「死」は単なる通り道にすぎないと
本当の意味で理解できたなら、

「生きる」姿勢が180度変わるのではないだろうか。

読者諸氏がこの本を通じて、「生きる」という
本来の意義を新たな目で観察していただければと切に願う。

                      三岬 奈央

2014-06-02 14:54:26
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ
ストーリー

魂の旅──再生のバルド── は、あなたを死後の領域へと誘う

スピリチュアル・アドベンチャーとして、
人生を変えてしまうほどの小説である。

メインテーマは「愛」「生命」「意識」「死」、
そして「自由」。

この魅惑的で、手に汗握る物語の中には、
古代の叡智の教えが、パワフルでありかつ
シンプルに活用できる内容としてちりばめられている。

物語は古代ヴェーダ哲学とチベット仏教の
真理から構成されるフィクションである。

「魂の旅」の中の主役であるポールは、
藍色の空の下、真っ暗な虚空で目覚める。

しばらくして彼は、すでに自分が生きていないことに気づく。

彼のために「チベット死者の書」を朗読する声が聴こえる。
かくして彼の生まれ変わりに向けた旅が始まる。

ちょっと肝をつぶすような筋立てだが、
ときにはこっけいな、ポールの人生回想シーン
である冒険物語だ。

そこで、すでに失った彼の愛する人たちを発見し、
彼らになした行為がどれだけ
自己本位であったか気づかされる。

「再生のバルド」の最中に
― チベット仏教の「生と死」の間の状態 ― 

ポールは彼の持つカルマの傾向を超え、
傷つけた人たちを助けることで
悲惨な転生から逃れるチャンスが与えられる。

著者マイナヴァティは
バガワンの化身シュリ・サティア・サイババ
― この本の中にも登場するが ― の信奉者であり、

師の法話からの引用文も外挿する。

結末は、仏教徒とクリスチャン、
アドヴァイタ(不二一元論)とヴェーダーンタの

「死と再生の教え」が絶妙に織り成されている。

これは、何度も繰り返し読みたくなるほど、
一気に読んでしまいたくなる物語である。

2014-06-02 14:52:26
From app 特定非営利活動法人 ギビング・ハンズ